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2025-10-20 18:14:00

叱る文化の変化が生んだ世代の壁

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

ここ数年、キャリア教育で
学校に出向き、子ども達と
関わることが増えています。

 

今の教育の現場や家庭で
昔のように声を荒げて怒る
(叱る)ことが少なくなって
いるのではないでしょうか。

 

もちろん、大前提として
自身の感情の矛先を子どもに
向けることはあってはならない
と思っています。
ただ、状況によっては「叱る」
ことも必要なことも事実です。

 

前回の記事でも触れましたが
学生時代に「叱られる」という
経験が少ない子どもたちが
急に「叱られる」という経験を
していかなければなりません。

 

40代位までの世代は、学校の
先生や両親から、今の時代なら
虐待に近いと思うような
叱られ方をしていたので
叱られ慣れている世代です。

 

しかし、10代、20代になると
虐待や体罰が問題視され
学校の先生や家庭内でも
「叱る」という行為が悪いこと
のように言われて大声や強い
言葉を受けることが少ない
世代と言えます。

 

その両者が何の準備がないまま
入社してしまえば業務に追われ
双方の経験の差に目を向ける
余裕すら無くなってしまいます。

 

何の手立てをしないままでは
双方の溝は深まり、理解する
こともままならない状況に
なってしまいます。

 

そうならないためにも
お互いのちょうどいい落とし所
を見出せるような研修を
新人だけではなく、社内の
人材にも必要だと思います。

 

しかも、研修後も実践できる
内容なら研修を土台として
社内の世代が違う人材が
トライ&エラーを繰り返し
ながら、独自の方法をみつけ
出すことも不可能ではありません。

 

急速に変わりゆく時代だから
こそ、自社にどんな研修が
必要になるか今一度考えて
みてはいかがでしょうか。

 

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2025-10-16 22:11:00

世代の違いをつなぐ第三者の力

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

昨日、県の取り組みのものづくり
マイスターの出前講座が
地元の高校で行われました。

 

職人さんと高校生のやり取りで
今、地元企業の中で新入社員と
既存の社員がうまく馴染めない
という問題の要因のひとつが
少しだけ見えた気がしました。

 

講座の内容は、「小学校に寄贈
するためのベンチを作る」
マイスターの先生から指導
してもらいながら制作。

 

その、マイスター先生と
生徒のやり取りで、職人さんの
言動に生徒たちが戸惑って
いる場面がちらほら見えました。

 

今の高校生ともなると
親や学校の先生から大きな声や
怖いと思うような態度で叱られる
経験がほとんどありません。

 

そんな叱られ慣れていない生徒が
言葉数が少なくて思ったことを
ストレートに言葉にす
ザ・職人さんのような人を
目の前にすると、怒っているわけ
ではなくても、生徒たちは
「怒られた」と思ってしまいます。

 

今回は、学校という生徒達の
フィールドで、周囲には学校の
先生や私たち外部スタッフが
入っている状況で、しかも
2時間弱の短時間で今日限り
という限定の講座なので
生徒達もなんとか応対が
出来てましたが、これが仕事だと
したら、ちょっと耐えられない
かもしれません。

 

断っておきますが、職人さん
の言動が悪いということでは
ありません。
不器用だけどめっちゃ優しい
のが職人さんの特徴だと
私は思っています。

 

でも、経験の少ない子ども達は
そうは受け止められないのが
現実です。

 

この場合、どちらかが悪いという
ことではなく、お互いの生活環境
の違いが言葉や態度の違いになって
いるのです。

 

その違いが、双方の思い込みに
繋がりコミュニケーションにズレ
が生まれ、それがうまくいかない
要因のひとつかもしれません。

 

 

今回、ちょっと戸惑いを見せた
生徒に「怒ってるわけじゃなく
先生にとってはいつもの口調
なんだよ」と伝えると、生徒は
「なんだ怒ってるんじゃないんだ」
と安心してマイスターの先生と
対話をしていました。

 

と言ったように、周りにいる
第3者の少しのサポートで
双方のコミュニケーションの
ズレは少しづつ緩和される
のではないでしょうか。

 

この方法で、すぐさま双方の
関係性が改善できるわけでは
ありませんが、当人同士で
解決するよりははるかに
効果はあると思うんです。

 

もし、若者との関係性で
お悩みの方は、信頼できる
第3者にサポートをお願い
するのもひとつの方法です。

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2025-10-13 19:08:00

できることではなく 未来からの視点で動いてみよう

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

3連休の最終日の昨日
諏訪市で行われた
フューチャーデザインWSに
参加してきました。

 

簡単に説明すると
現在の街を歩きながら
語り部の方々から、過去の
お話を伺い、街にある
面白いこと(お宝)をみつけ
古地図に書き込んでいく。

 

そして、100年先の未来に
今の年齢と立場で暮らしている
“未来人”になりきり、そこで
どんな暮らしをしているのか
語り合い、100年前(現在)の
自分に“感謝”を伝える。

 

そして、現在に戻って100年先
も“未来人”からの感謝の
メッセージを踏まえて
今の自分が出来ることを宣言。

 

「バックキャスト」という
考え方は皆さんもご存じだと
思いますが、私が思う
バックキャストは、今の自分が
できることの延長線で考え
なりたい自分を描いていく感じ。

 

でも未来思考(逆算思考)は
数年後の未来にあたかも
実現しているものとして
考え、そこにたどり着くには
今何をしたらいいのかを
導きだすもの。

 

特に、フューチャーデザインでは
自分が生きている時代では
なく、100年先の未来を考える
ので、妄想に近い未来を描き
そこから今出来ることを
導き出すというワークです。

 

今から100年前を考えると
お分かりかもしれませんが
まさか、インターネットで
世界とつながり、AIと
語る時代が来るとは、先人達
も想像できなかったでしょう。

 

同じように、この目まぐるしい
変化の時代、100年後は
想像もつかない時代になって
いるはずです。

 

私たちが今思いつく課題の
多くは、とうに解決している
かもしれません。

 

そんな、未来に何を残し
何を創り、何を手放すのか
それを考えることで、今
本当にできることは何なのか。

 

自分が知っていることだけ
で将来の目標を立ててしま
えば、それなりの未来しか
手に入りません。

 

この考え方を知ってから
自分の方向性やこれからの
事業の在り方を考える時は
バックキャストではなく
未来思考で考えて、どう行動
するかを決めています。

 

今、出来ることを視点に
考えるのではなく、未来の
自分がどうなっていたら
納得できるのか、幸せなのか
を未来の自分になりきって
現在形で表現することで
今の自分がどんな手段を使って
どう行動したらそこにたどり
着けるのかを考えています。

 

数年前に現在形で表現していた
未来(今)は80%以上は
実現しています。

 

できるかどうかで未来を
決めるより、未来にどんな
暮らしをして、幸せに思って
いるのかを考え、今の
行動を決める方が、思いも
よらない幸せな未来を
手に入れているはずです。

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2025-10-09 14:15:00

思い通りにならない親との時間も、きっと意味がある

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

50代半ばの年齢になると
両親の介護や介助が現実に
なってきます。

 

かくいう私も80代後半の
両親がいて、軽い介助が
必要になっています。

 

私の場合は、脳梗塞の後遺症の
言語障害がある父の介助、
病院の付き添いや買い物の補助
などのごく軽い介助ですが。

 

それでも、介助や補助には
それなりの時間がかかります。
多い月になると3日に1度は
病院に付き添う場合もあります。

 

両親が子例になれば、介護や
介助は切り離すことが
出来ない問題です。

 

もちろん、福祉のサービスを
使うという人もいるとは
思いますが、ほとんどは
家族で担うのが一般的です。

 

家族の中にサポートが必要な
高齢者がいると、仕事や家事
とのバランスを取ることも
案外大変で、思い通りに
ならないこともあります。

 

そんな時は、ついイライラ
して家族の関係がぎくしゃく
することも少なくありません。

 

イライラして不機嫌な状態
でサポートをしたら、頼む
方の親も、自分で出来ない
もどかしさにイラつき
お互いが不機嫌になり関係が
悪化してしまいます。

 

どのみち、誰かがやらなくちゃ
ならないことなら、気持ちよく
やった方がお互いのため。

 

介護や介助が必要な両親も
父、母という立場であって
それぞれ考えや思いがある
ひとりの人間です。

 

想像してみてください。
自分が言語コミュニケーション
をとれなくなったら。
自分が思うように歩けなかったら。

 

どんなにもどかしく、情けない
と感じてしまうでしょう。
それでも、誰かに頼らないと
生活がままならないとしたら
どうでしょう。

 

頼む人がいつも不機嫌な
態度だったら、悲しいし
情けなさで頼みにくいですよね。

 

そうやって、相手の立場に
なって想像することで
もどかしさや情けなさを
抱えながら頼んでいると
思えば、少しは優しい気持ち
になるのではないでしょうか。

 

家族が気持ちよく笑い合える
関係なら、どんな困難なことが
起ころうとも、それを
乗り切るパワーが沸いて
くると私は信じています。

 

皆さんは、何かを頼まれた
ときどんな態度になってますか?

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2025-10-06 09:04:00

見失ってしまった“自分らしさ”を、もう一度取り戻す

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おはようございます。
色彩メンタルトレーナーの
織部郁代です。

 

自分のことは案外分からないもの。
「自分のことは自分が
一番わかっている」

そう言いたいところですが、
実際はそうでもありません。

 

たとえば、何かに迷ったときや
モヤモヤした気持ちになったとき

「自分はどうしたいんだろう?」
と問いかけても、すぐには
答えが出ないことがあります。

 

それどころか、
「どう感じているかわからない」
と戸惑うこともあるでしょう。
人は意外なほど、自分のことを
分かっていないものです。

 

それは決して悪いことではなく
生きていくうちに、少しずつ
周りとの関係の中で自分を
形づくってきたから。

 

だからこそ、他人の
意見や評価に影響を
受けてしまうのです。

 

「すごいね」
「その考えは変わってるね」

そんな一言に、心が揺れ動く
経験はありませんか?

 


褒められればうれしくて
否定されると不安になる。

気づけば、他人の反応を
基準にして
「これでいいのかな」と
自分を測ってしまう。

 

そうやって少しずつ“他人軸”
で生きるようになっていくのです。
誰かに合わせることで、その場は
丸く収まるので
一瞬は安心できる
ものです。

 

でも、そのうちに心が疲れて
「本当は何が好きなんだろう」
「やりたいことなのか?」
そんな小さな違和感が積み
重なって、やがて大きな迷いに
なります。

 

だからこそ、立ち止まって
“自分の好き”を探す時間を
持ってほしいと思います。

 

好きな食べ物、好きな景色
好きな空気観。

難しく考えなくても大丈夫です。
「なんかいいな」と感じる瞬間を
少しずつ集めていく。

それが、自分を知る第一歩
になります。

 

私の行っている
色彩メンタルトレーニングでも
まず大切にしているのは“好き”
という感覚です。

 

“好き”には、今まで積み重ね
てきた「自分らしさ」が
たくさん詰まっています。

 

他人の目を気にして選んで
きたものを、いったん横に
置いて
自分の感覚を信じて
選び直してみる。

それだけで、少しずつ
自分の軸が見えてきます。

 

「自分のことがわからない」
と悩むのは、決して悪いこと
ではありません。

むしろ、それは“自分を知る”
はじまりです。

 


焦らず、比べず、ひとつずつ
「これが好き」
「これはちょっと違う」
と感じながら、自分の中にある
“本当の声”を見つけていきましょう。

 

 

その小さな積み重ねが、
やがて“自分らしさ”を
取り戻すきっかけになるはずです。

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